「どうぞ」


「し、失礼いたします…」


そこで見た光景は漫画を読んでいる翔。


まぁ翔は勉強しなくても賢いから羨ましい。


「あ、あのね!勉強教えて欲しくて…」


「なんの勉強?」


「数学を…」


「こっちおいで」


そう言って床をとんとんと手で叩いた。


横に座れってことかな。


とりあえず翔の隣に座る。


な、なんか緊張する…。