「冗談だよ」





鈴翔ったら顔真っ赤にしちゃって。
まだまだ子供ね~。可愛いなぁ~。





「で、この子は?」





女の子は、、誰だろう。





「そう言えば馨、お兄ちゃんは?」



「置いてきた!」



「かわいそうに…」





この子達、私と鈴翔みたいに
同じ病院で、同じ日時に産まれたってやつ?

名前まで似てるし、間違えないか。





「ほら、馨?
鈴華ちゃんに自己紹介は?」





桜さんがそう言うと女の子が
鈴翔から離れてギュッと私に抱きつく。





「三島 馨です!
…りーか?」



「…この子私の嫁にする」