「さ、鈴華。
病室戻ろうな」



「はぁ?!もっと走りたい!」



「ダメだ」





鈴翔は私をおんぶして病室に戻った。





「…おい」



「ふんっ」



「離れろ」



「嫌だ」





病室に戻った私達。
私は今、鈴翔に嫌がらせをしている。

私を降ろそうとしてる鈴翔だが、
私は鈴翔の首に強く腕を回してるから
鈴翔の背中からは降りないし落ちない。





「どうだ。嫌だろ」



「…いや、嬉しすぎて爆発しそうだ」



「馬鹿」