「……ダメなんだよ、ヒサ……」 センパイの腕に力が増した。 「だんだんと薄れていく記憶。 愛した人さえもわからなくなる恐怖……」 センパイの声が震えていた。 「一緒には、いられないんだ……」 「センパイ……________っ……」 そんなこと 言わないで__________。