そして、着いた村は想像していたよりもとってもきれいだった。 川はほどよい速さで流れていて、周りにある田んぼからは稲が風に揺れてさらさらと聞こえた。 「こんにちは。この村の景色、気に入ってもらえたでしょうか?」 そうやって話しかけてきたのは、この村の村長だった。 何でも、施設に行くのは明日からで今日は宿で休んでいいそうなので、宿まで案内してくれるそうなのだ。