……見てしまったら、君を奪ってしまいそうで。



だから、無意識に人を求めていたのだろう



僕は遊び歩くようになった



顔がいい事は自覚していたので、女は腐るほど寄ってきた



でも、手当り次第ってわけでもない




相手にしていたのは、全員ロングヘアーの焦げ茶色




……藍那と同じ髪型と髪色。
僕は、彼女の面影を他の女に重ねていただけだった