少し泣いたのか目元が濡れていた


『とりあえず場所移動しましょうか』


先程の騒ぎで人だかりが出来ていたので先輩の手を引いて、近くのお店に入る



先輩は大人しくついてきた
借りてきた猫みたいだった


『すいません、ホットコーヒー1つ、ブラックで。先輩は?』


「キャラ……君と同じで良いわ」


”キャラ”?……もしかしてキャラメルラテかな?


『すいません、1つキャラメルラテにして下さい』


「かしこまりました、少々お待ち下さい」


俺が注文を変えると、先輩はビックリしていた