「あ、先輩」


「...誰だよ」


「お兄ちゃん早く行こ?」


紗綾ちゃんはそういいながら
永遠の腕に自分の腕を絡ませる。



永遠は嫌じゃなさそう。

当たり前か...だってカレカノだもんね。


その光景に思わず目を背けたくなる。



って...


「え、...!?

お、お兄ちゃん!?」


ってことは...

先輩が言ってた妹さんは

紗綾ちゃんのことだったの?



「あ、そうそう。
これ俺の妹の紗綾

んで、俺は森山 優斗。紗綾の兄でーす」