こんなに永遠のこと想ってるなんて

本人はまったく気づいてないだろうな。


「よしっ!そろそろ、帰ろっか」


菜実はそういうとベンチから立って

ニコリと微笑んだ。


「私、叶愛のこと応援してるからね!」


そういった菜実の顔は

少し涙目なような気もした。



「うん、頑張るねっ」


いつも通り、二人でブラブラと帰る道


何回か永遠とも通ったな...


あの時も言い合いしかしてなかったっけ...?


素直にならないあたしが悪いんだけどね。