「ホントは嫌だけど...」
「だけど?」
優しく菜実が返事をしてくれる。
その優しさが今のあたしには
堪らなく嬉しかった。
「それでも...好きなのっ
“諦める”なんて言葉ぐらいじゃ
諦められないのっ...」
どんなに自分は嫌いでも
関わりたくなくても
心は正直で、いつの間にか目で追ってたり
どんどん好きになっていく─────。
どんなに辛い思いをしても
諦めるなんて簡単にはできない。
辛い思いをしたとしても
────────キミがほしい
そう思ってしまうのだから。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…