「あれ?もしかして、アズサちゃんバイト探してる感じ?」

「んーまあ、いいところがあればって感じかな?」

「じゃあ、俺がバイトしてるとこ来ない?人手不足でさ。特に女の子。募集してるみたいで。いい子紹介してって店長に言われてんだけさ、どお?」

ハヤトくんからのいきなりの提案。
一緒のバイトが出来るなんて、嬉しい、嬉しすぎる。
やりたい!ハヤトくんいるなら!

「なんのバイト?」

私は心のウハウハを抑えて冷静にハヤトくんにきく。

「ちっさい居酒屋なんだけど、店長優しいし、アズサちゃん家から近いし、めっちゃおすすめ!」

「じゃあやってみようかな。」

「おう。店長に確認してみるな。多分いけると思うけど、詳しいことはラインするな!」


ハヤトくんと一緒の所で働ける。
ハヤトくんと一緒にいれる。
もう会えないかもとか思ってたのに、今日1日で凄く距離が縮まった気がした。