「なんで…?」

ううっと嗚咽しながら聞いてる高沢さん

相手の男はダルそうな感じでだからゴメンってと謝っていたが目は明らかに違う方を向いてて彼女の片想いというのがすぐわかる

その瞬間おとなしそうな彼女からしたらありえない行動を見た

「だぁぁーいきらいっ!!!バーカ!!」

と叫ぶと思いっきり大事そうにしていた赤い紙袋を彼に投げつけた

左腕でガードしていたのでほぼ無傷な彼は落ちているチョコを見降ろしている

ふっと鼻で笑うとじゃーなと後ろを振りかえずに手を振り、入ってきた場所から帰って行った