｢間に合って良かった。ハラハラドキドキだね。｣



その後、かず君が慌て教室に入って来た。



彩夏が私を見て笑う。



かず君と目があっちゃった。


嬉しくて顔が緩む。



｢今日の華はなんか元気がいいな。｣


私の代わりに彩夏が答えた。



｢華は好きな人と思いが通じたんだよね。｣



啓太が教壇にいるかず君を見て、啓太が暗い顔をした。



｢啓太、華の幸せ応援しよう。｣



｢ああ。｣



啓太ごめんね。啓太には彩夏がいるよ。



授業なんてどうでもいいけど、かず君の授業をサボる訳にいかなかった。




問題を解いてると、かず君君が来て肩に触れたたげでドキドキした。




顔がにやけた。




早くマンションへ帰りたい。