華がずっと好きだった。



幼稚園の頃からだと思う。


小さな頃から華は、辛いのに泣きたいのにいつも我慢して笑っていた。



俺は幼心に華をずっと守りたいと思った。



華の母親は、華を生んですぐに亡くなったと聞かされたが、離婚したようだ



華の父親は、仕事が忙しくて家にいない事が多くて、小さな華は、いつも一人で留守番をしていた。



俺はそんな華を一人に出来なくて、いつも家に連れて来た。



親父もおふくろも何も言わず、華を優しく向かい入れてくれた。



華は何でも一人で出来る子だったが、勉強は駄目で宿題はいつも俺が見てやった。



華は俺の事を友達として好きだといった。



それはじゃ嫌なんだ。



俺はおまえを愛している。


誰よりもおまえが好きだ。