夕べの嫌な事思い出してしまった。


梓先生の言葉。



【私諦めないから。】



私には言えない。



自分に自信がなくて、かず君の顔が見れなかった。



私は子供だからかず君には似合わないし、夕顔ちゃんのママにもなれない。



泣けて来た。



服を着たかず君が近付いて来た。



「華どうかした? 」



泣き顔を見られたくない。



「なんでもないよ。玉ねぎが目にしみて。」



「華夕べはごめん。梓先生とは何でもないから。昨日職員会議の後、みんなで飲みに行って、つい飲み過ぎて、梓先生に送ってもらった。華が待ってたのに本当にごめん。」



「かず君謝らなくていいよ。私はかず君の奥さんでも、恋人でもないし、付き合ってる訳でもないんだよ。だから謝らないで!」



かず君が私を抱き締めようとする。



「もう嫌!」



かず君のマンションを飛び出した。



本当に私は子供だ。



ただを捏ねてるガキと同じだ。