強く啓太のを拒む事が出来ないでいた。



今まで寂しい時いつも隣にいてくれた啓太。



でもこのままじゃいけない、はっきりした態度をとろうと思った。



「啓太私には、す 」



部屋のドアがいきなり開いた。



入って来たのは夕顔ちゃんだった。



啓太と私は慌てて離れた。



「おまえ誰?」



「お兄ちゃんこそ誰?」



「なんで俺が、くそガキに名乗らなきゃいけないんだ。」



「お兄ちゃん、すぐ怒る人は華ちゃんの彼氏になれないよ。私は夕顔五才。ひまわり保育園のうめ組。」



夕顔ちゃんは名字を言わなかった。



「俺は華のクラスメイトの啓太。」




多分、啓太は夕顔ちゃんが沢田先生の子供だときづいてはいない。




良かった。




沢田先生とお隣どおしだなんて、ばれたら気まずい。