「夕顔ちゃん、私の事華ちゃんって呼んでね。」



「わぁい、華ちゃんだぁ!」


夕顔ちゃんと手を繋ぐ。


夕顔ちゃんのパパが困ってた。



「あのう、すみません迷惑でしたか?」



沢田さんが吹き出した。



「華ちゃんは本当に高校生なの?」



「えっ!そんなにオバサンに見えます?」



又笑う沢田さん。



「その反対中学生かと思った、背も低いし。」



この人が気にしていることをづけづけと、どうせチビですよ。



153cmしかない私。



沢田さんは180cmはある、三人で歩いていたらどう思われるのだろう。


知り合ったばかりなのに私の手とパパの手を持ち、ずっとはしゃいでいる夕顔ちゃん。



「夕顔ね、華ちゃんが大好きになったよ。パパも華ちゃんが好き?」


「パパも華ちゃんが好きだよ。」



何だかそんな言葉に、酔ってしまいそうな自分が恥ずかしかった。



多分顔が真っ赤だと思う。