「籍を入れたのは夏休み後です。


その時みんなに話せなかった。


先生と生徒の結婚なんて、世間的に許されないし、


凄く悩みました。


私みんなと卒業したかったの。


許してもらおうなんて思っていない。


たけど私も一輝もいい加減な気持ちではありません。

みんなにこうして報告が出来た事嬉しく思ってます。

私一輝と幸せになります。

最後まで私もの話聞いてくれてありがとう。」



『みんな本当にすまなかった。


華は俺を救ってくれたんだよ。


10才も年上で5才の子供がいる俺を本気で好きになってくれた。


華は毎日子供を見ながら、掃除洗濯料理何でも嫌からずにこなしてくれた。


娘も本当の母親より、華になついているんだ。


俺が前妻と揉めた時も華が助けてくれた。


華と幸せになりたいと思ったんだ。


だからと言ってみんなに隠していたのは申し訳なく思う。


どうか俺たちを許してほしい。』



『沢田もう分かったから頭あげて。


みんなも二人の気持ち分かったろ。


みんなで二人の事応援してやろうぜ。』



啓太ありがとう。