月日が流れ明日は卒業式。


そして今私のお腹には赤ちゃんがいる。



まだ2ヶ月だけど、小さな命が私のお腹の中で生きている。



妊娠が分かった時、夕顔は大喜びするし、



一緒に産婦人科に行った一輝が号泣。



一輝の心配性が一段とひどくなった。



安定期にはいるまで無理するなと、何もさせてくれない。



掃除洗濯は一輝がしてる。



買い物も必ず一輝が一緒。


これじゃ母と一緒だよ。



一輝も勇人さんも小まめに家事をこなしている。



二人で一人暮らしが長かったから、



何でもやれるんだよ。と自慢してる。



一輝話があるんだけど、一輝と向かい合わせに座る。


「明日の卒業式の後でクラスのみんなに、


一輝と結婚してた事と、今妊娠してる事を報告したい。


駄目かな?」



『いいよ。俺も同じ事思っていた。


みんなに本当の事を話そう。』



このまま嘘を通したくない。



せめて最後に本当の事を大好きなみんなに話て起きたかったんだ。