見ていられない。



そんな二人を見て一輝がいつも、



『華も甘えてみろよ。』



無理です。



私たちは五人で近くの神社に初詣に行く事にした。



一輝と二人切りでないし、母もいるから大丈夫だと思う。



『華似合ってるよ。着物。』



「成人式にもしかして着れないかもしれないし、


だから着てみたの。一輝可愛いかな?」



一輝どうして何も言わないの。



一輝がすまなそうな顔をする。



勘違いしてる一輝。



一輝と結婚してるから成人式でないとか思ってるのでかな?



一輝違うよ。



一輝の耳元で、「赤ちゃん出来たら着物着るの無理だから、


着たんだよ。一輝に見せたかったしね。」



『華赤ちゃん出来た?』



「まだ分からない。でも生理が遅れてれのは確か。」


『華病院へ行こう。』



「今病院休みだし、いつも生理遅れるから多分違うと思う。


来週までに来なかったら病院へ行くよ。」



『華一人で悩まないでほしい。必ず俺に相談しろよ。』



分かってるよ一輝。



私はもう一人じゃないから。