彩夏が夕食を食べて帰って行った。



帰り際、「矢口華の話相手になってやってな。


華にはいつも辛い思いさせてるし。』



「沢田華幸せにしてやってよ。華泣かせたら許さないからね。


又遊びに来るね。」



彩夏いつもありがとう。



その時携帯が鳴った。



啓太だ!



「華まだ小沢とメールしてるのか?」



「一輝が心配するような事なにもないよ。ほら。」



一輝に携帯の画面を見せた。



そして後悔する。



メールの内容がいつもと違った。



【試験勉強に疲れた。華抱き締めてキスして! 】



あちゃ!



一輝怒ってます。



『華携帯かして。 』



【こんなメールしてくるな!沢田(怒)。】



一輝が送信ボタンを押した。



一輝落ち着いてよぉ。



二度と啓太からメールが来る事はなかった。



これで良かったんだよね。


だって彩夏から、啓太と初詣で行ける事になった。とメールが来たから。



どうか彩夏に春が来ますように。



一輝も年末年始はお休み。


一週間近く一緒にいられる。