家に帰り急いで着替えた。


二人ともラフなカツコウ。


今日は一輝の許しが出てミニスカートをはいた。



でも座るときは一輝が自分の上着脱いで掛けるし、



階段登る時は必ず一輝が後ろに来る。



その行動の早さに笑える。


『やっぱミニは家の中だけにして。』



思わず吹き出した。



だって一輝駄々っ子みたいなんだもん。



可愛くて抱き締めたいよ。


『華顔がにやけてるぞ!』


「うふふだって一輝可愛い。」



『バカ大人をからかうなよ。華ペンギン見に行くぞ。』



一輝は私が行きたがっていた、水族館に連れて来てくれたんだ。



一輝ありがとう。



ここは私たちが住んでる街から離れてるから、



誰にも会いそうもない。



だからずっと手を繋いでいる。



初めてだね。



こんなに二人でずっといられるなんて、



「一輝楽しい。」



『良かったよ。華にこんなに喜んでもらえて。』



「一輝次はイルカみたい!」


『はいはい何処へでもお供しますよ。』