22時を過ぎたので解散になった。



支払いを済ませ、最後に一輝と私啓太と彩夏の四人になった。


彩夏が、「店の外で里花が先生待ってるみたいだよ。

沢田どうする?」



私が一輝を見た。



『永野にはさっきはっきり断ったのに。


仕方ないもう一度言ってくるよ。』



一輝が里花と話してるとこなんかみたくない。



啓太が心配そうに私を見た。



「啓太彩夏送ってあげてね。」



『華はいいのか? 』



「私は先生に送ってもらうから。」



『華沢田が戻ってこなかったらどうするんだよ。』



「啓太沢田はそんないい加減なやつじゃないよ。」



彩夏ありがとう。



「啓太彩夏ありがとう。私一輝信じてるから大丈夫だよ。」



その時お店のドアが開き、一輝が戻って来た。



『華待たせてごめん。』



『沢田華を不安にさせるなよ。


華泣かせたら今度こそ俺がもらう。』なんてな。



啓太が苦笑いをする。



「啓太帰るよ。」彩夏が啓太の腕を引っ張り店を出て行く。



『華俺たちも行こう。』



私は一輝に強引にタクシーに乗せられた。