「華ちゃんこれを見て。」
カオリさんが私の手に乗せたのは、生まれた時の写真と、へその緒だった。
写真には、カオリさんが抱っこしてる私が写っていた。
消して可愛くなんかない。真っ赤でお猿みたいな私の顔。
写真の裏に私の名前と生年月日、血液型まで書いてある。
「これ私なんだ。」
「そうよ。この写真とへその緒はどうしても自分で持っていたかった。私は自分の夢の為に子供を捨てたも同じ。だから華に恨まれても仕方ないと思ってる。華には一杯辛い思いをさせてごめんなさい。」
何で捨てたの。子供より自分の夢を選ぶなんて、最低って怒鳴るつもりでいたのに、何回も謝るカオリさんを見て、この人は私の母親なんだと思った。
許すとか許さないとかでなく、私の母親は水嶋カオリなんだと強く思った。
カオリさんが私の手に乗せたのは、生まれた時の写真と、へその緒だった。
写真には、カオリさんが抱っこしてる私が写っていた。
消して可愛くなんかない。真っ赤でお猿みたいな私の顔。
写真の裏に私の名前と生年月日、血液型まで書いてある。
「これ私なんだ。」
「そうよ。この写真とへその緒はどうしても自分で持っていたかった。私は自分の夢の為に子供を捨てたも同じ。だから華に恨まれても仕方ないと思ってる。華には一杯辛い思いをさせてごめんなさい。」
何で捨てたの。子供より自分の夢を選ぶなんて、最低って怒鳴るつもりでいたのに、何回も謝るカオリさんを見て、この人は私の母親なんだと思った。
許すとか許さないとかでなく、私の母親は水嶋カオリなんだと強く思った。