結局私は花柄のワンピの水着を着た。



かず君に上はパーカーを羽織るように言われ、水着の上にジーンズの半パンツをはいた。



これじゃ海入れないでしょ。



かず君と夕顔は海に入り私は、パラソルの中で留守番。



パラソルの下にあるサマーベットに寝ころがった。


青い空、眩しい太陽。



「ねぇねぇ。彼女一人。俺たちと遊ぼうよ。」


驚いて彼たちを見た。

「超可愛いいじゃん。」


私は二人の男に手を引っ張られた。


ちょっと止めてよ。


だけど男二人の力に敵わなくて、一人の男が嫌がる私を抱き抱えた。


「きゃー! 助けて! 」



どんなに暴れても下ろしてくれない。


怖い。かず君助けて!


「おい!俺の女どうするつもりだ。」


かず君の声だ。


もう一人の男がかず君を殴ろうとする。


かず君は軽くかわして、その男の腕をねじ曲げた。


男が悲鳴を上げる。


私を抱いていた男が慌てて私を下ろし、二人で逃げて行った。


かず君に抱き締められた。

「パパカッコ良かったよ。」



怖かった。




どうしようかと思った。