又夕顔ちゃんとお風呂に入る事になってしまった。



二人で濡れた髪を乾かしていると、かず君が来た。



「夕顔は髪乾かすの下手なんだよ。」



かず君がドライヤーで夕顔ちゃんの髪を乾かしてる。



「今度は華ちゃんの番だよ。」



いいよ。自分でやれるから。



逃げる私を捕まえる夕顔ちゃん。



結局かず君に乾かしてもらう事になった。



「華ちゃんの髪サラサラして綺麗だね。」


かず君が耳元で言うから、恥ずかしくて俯いてしまった。



どうしよう。



担任の家のお風呂に入り、担任に髪乾かしてもらうだなんて。



着てるパジャマはかず君のだし。



沢田先生の事かず君と呼んでるだなんて、みんなにばれたら大変な事だ。




何とかして、隠し通さなきゃ。