〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

私は少し強引だったかな、と思い直す。

でもこれしか方法はなかったんだ。



「遊佐さん、俺に話って⁇」



「あぁ、2人の邪魔しちゃ悪いかなって…」



「え⁉︎あの2人って付き合ってんの?」



「いや、そういう訳じゃないけど…」



「え?じゃぁ大丈夫じゃない?」



「で、でもダメなもんはダメなの!」



「えぇ〜…あ、もしかして楠木さんって海斗のこと…」



「そういうこと。本人にも他の人にも言わないでね。」



「……………わかった…」



相川は複雑な気持ちを抱いていた。それは自分が美香を狙っていたということ。


そして海斗は誰が好きなのかということ。これ関しては美香なら問題ないだろう。


しかしもし他の人だったら…それが楓だったら…⁇


(もしかして俺って大変な位置にいるんじゃ…)




「ねぇ、相川くん。」



「ひぇっ⁈あ、ごめん、どうしたの?」



「そういう訳だから協力して欲しいんだけど…」



「それはいいんだけど、遊佐さんはそれでいいの?」



「いいって、何が?」



「海斗のこと。ほら、海斗ってめっちゃモテんじゃん。だから遊佐さんはいいのかなーって」



「あぁ、別に私はなんとも思ってないから大丈夫。」



「そっか。ならいいんだ。」



「じゃぁ協力してくれるのね?」



「いいよ!もし何て欲しいことあったら言って!あ、連絡先交換しとく⁇」



「あ、じゃぁお願いします。」





こうして楓と相川は連絡先を交換してひと段落ついたのだった。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜