「柚萌ちゃんっ♪」

後ろから人なつっこい声がした。

「あっ・・・吉川くん」

「柚萌ちゃんさ話聞いてた?」

「・・・・いや、ごめん」

「あははっ!やっぱり。大丈夫♪たくさんメモしたから☆」

見せられたのは、暗号がたくさん書いてあるノート。

・・・よ、読めね~ι

「ね♪」

親指をつきだした。

「はは・・・」

笑うしかなかった。