小学校

『 ばーかばーか!!! 』

けらけらと笑う男の子

中学校

『 あ 、ねえねえ 、そこの子!今日予定入っててさあ~?掃除当番変わってくんない?? 』

高校生

『 お前いつになったら彼氏作んの 。 』

1番心にぐさっと来たのは最後に放たれた幼なじみの言葉 。

そう 、私 、双葉 実玖 _ ふたば みく は 、彼氏いない歴16年 。

身内と幼なじみの内見 桐斗 _ ないみ きりと 以外はほとんど男子と話せず 、共学だったものの 、男子と関わる機会がなく!!

これまでも無残な生活を送ってきましたーー!!

馬鹿にするならすればいいよ!!

いつもいつも桐斗と兄 、琢也 、弟 、琢実に馬鹿にされてきたから慣れっ子です!

さて話は変わるけど

私の家は母がいない

弟 、琢実が5歳程の頃に交通事故で亡くなっている 。

それは琢実の幼稚園にお迎えに行く途中だった 。

その時は私は小学生で 、母が入院 、いや 、亡くなった時も 、父と兄が泣いているのを見て不思議に思うくらいに馬鹿だった 。

という訳で 、私と兄 、弟を父は死ぬ気で働いて不自由無く生活させてくれた 。