「会長っ・・・」
私のクラスに行った。
「梓・・・さん?」
会長は、私のイスに座っていた。
「会長・・・」
会長の前に立って歪む視界に会長を映した。
「私・・・」
言う。
言うんだ、私。
「会長のこと・・・」
―ふわっ・・
体が温かくなった。
少し上からのびた手に言葉の続きを言えなくなった。
「会長?」
「ごめん、オレ・・・梓さんのこと好きみたい」
とても弱気な声だった。
「なんで謝るの?」
「なんでだろ?」
逆に聞き返された。
「・・・・私も好き」
「ありがとう」
これでやっと一緒だね。
「あと・・・」
「うちの学校は、膝上10㎝までです」
私のメイド姿を見ながら言った。