「話ってなんですか?」
すると急に大谷くんが私を壁まで詰め寄って 顔を近づけてきた。


これがいわゆる壁ドンってやつですか?!
いや、これは壁ドンというより 顔ドンのような気が。。。

こんなイケメンに急接近されたらドキドキしないわけがない!

なんでこんな状況になってんのよ 私。

すると大谷くんが 「俺さ、乃愛ちゃんのこと好きになっちゃった。」


え、今なんとおっしゃいました?!
私のことが好き?誰が?

あの大谷くんが?!?!
嘘だ 夢だ夢だ。 そんなことあるはずが、、、
ほっぺをつねってみると 「痛っ。」
夢じゃない!!!!


なんて心の中で独り言を言っていると

「ほんと可愛いーな 乃愛ちゃん。 チューしたくなっちゃうね。」

え、、、今なんと チュー?!!
いやいやそれはまずいですよね。


するともっと近づいてくる 大谷くんの顔どーすれば こんなイケメンにチューされることなんて滅多にないけど 好きでもない人にされるのはちょっと。


私の頭の中はパンク状態だったその時。

「おい、何してんの?」
不機嫌そうな翔の声が聞こえた。

「あ、確か永野翔くんだっけ? 何してんのって乃愛ちゃんとイチャついてんの♡」

「え、いやそんなんじゃなくて、、、」

うわぁーどーしよ なんかめんどーなことになってるよ この場から逃げ出したい でもこんな不機嫌な翔久々に見たかも

すると意図も簡単に私は翔の腕に引っ張られ翔の胸の中にいた。

「お前が落としていい女じゃないから。」

翔 一体何を考えているの?