本当に男装させるつもりなのね
自分の母親ながら少し変人だと思うわ
いや、多分みんな思ってらっしゃるはずよ


あっ、急がなきゃ
あー、荷が重い…
とりあえずさっさと着替えて行きましょう


我ながら女の子の制服より似合ってる気がする
ってかむしろもう男にしか見えなわ


ガチャッ

母「あら!由良やっぱり格好いい!」


『ありがとうございます。
それでは行ってまいります。』


ガチャッ

「お嬢様お車を用意しました。」

あ、この人は執事の亮
私の専属執事
歳は確か22だったかな?
まぁどうでもいいわね

『ありがとう』

いつになく
めんどくさい

亮「お嬢様おつきになりました。」

あ、着いたわ
意外と近いのね

亮「それと高校での名前は如月理王と名乗れと奥様が先ほど言っておりました。」


『そうありがとう。』

理王ねぇ、なかなかいい名前
それにしても流石は金持ち校
本当に大きいわ