「竜ちゃんも浴衣着て!」



「………はぁ?!」



月華の言葉に竜夜は間抜けな声を上げた。
それを見ながら月華が言う。

「近くでね、夏祭りやるの!」

浴衣着て行こう!


「……………………………………………。」


月華の肩に置かれた竜夜の手が震えている。

「?どうかしたの?」

「テメェ、、間際らしいことするんじゃねぇっっ!!!!!」


次の瞬間、竜夜の怒の声が世界に響き渡った。