どさっ!


竜夜は月華の身体を上に乗せて床に倒れた。

「……ふ」

月華は竜夜の首筋に顔を埋めたまま、小刻みに息を吐き出した。


「――おいっ早くどけ!?」


「ふ…!」

「な、てめっやめろ!」

竜夜の上に乗ったまま、月華は巧みに彼の服のボタンを外す。


かりりっ

「――っ!」

現れた肌に赤い華を残してシャツのボタンを外す。

「ねぇ、竜ちゃん。」

月華はにっこりと笑った。