『なぁ、凛蝶?
今の凛蝶にはどうしたらホントの笑顔を俺に見せてくれるの?
俺があげられるのって何かあるか?』

『…じゃぁ…京陽みたいに抱いて欲しい…』

『えっ…?ちょっちょっと待て…』

『ほらぁ、出来へんこと言わんといてよぉ!』

いやぁ、俺だって男なんだから女は抱いたことはある!
しかし…京陽さんには抱かれたことないし、そんなけもない…まして思わない!!

『後悔すんなよ』

と凛蝶に言うが、自分に言い聞かせるように沈黙を破った後、よっぱらいの凛蝶の手を引きホテル街に俺達は消えていった。