「でも…翔真に悪いし、大丈夫だから家に帰るよ。」

美結だったら、そう言うだろうと思っていた。
でも、喘息もまだ出るかもしれないし帰せないな。

「とりあえず診察しよっか。」
頷いたので、診察を始めた。

やっぱり喘鳴は完全に消えてないな…
まだ、息をするのが辛そうだし。

「美結、やっぱりまだ喘鳴消えてないし俺の家においで。迷惑とかじゃないし。逆に来てほしいよ。」

「じゃあ、お願いします。」

「うん。帰ろっ!」

まだフラついている美結の体を支えながら車まで歩いた。

「今日は、美結の車病院において帰ろうね。」

「うん。」