「当たり前じゃん! ここは僕の部屋だもん」


僕の部屋…?


その言葉に理解することができず、ソウスケとタイガに目でSOSを送る。


すると、ソウスケが珍しく機嫌を悪くし、こう言うのだった。


「何言ってんの? ここは校長室。使う権利があるとしたら、息子の俺だけなんだよ」


「へえ、君が息子なんだぁ。校長先生もかわいそうに」


「はあ? 何のことを言っているのかさっぱり分からないんだけど」


またさっきのカエデと私のように、言い合いが始まってしまった。


このままじゃいけないと思い、止めようとするが、カエデの次の言葉で思考が停止した。