「おいーかいとまたまりあちゃん見てんじゃねーかよ!!ずりぃな〜」

「だからっ!そんなじゃねーよ!ただの仲のいい奴。ったく」

野球部の中でも明るいかいと。
そんなかいとをいつも見ているとなりのクラスの女子がいた。

俺はいつも、かいとには彼女いること知らねえんだろうなと思って見てた。

「こいつ彼女いるくせによ〜なぁーそうたー?」

「あ、おう。ずりぃな」

俺は男友達とはよくしゃべる。
女とは喋らない。べつになんかあったとか苦手とかではなくて嫌いなだけだ。
めんどくさい

「おい、そうた。誰かが呼んでるぞ」

「あ?だれだよ」

「おいそうたー。また告白かー?おまえもずりぃよな!!!」

めんどくせぇ。
行かないとまわりのやつらがうるさいからしょうがなく行く。

「ごっごめんね。そうたくん!部活おわって疲れてるのに。」

「別に。大丈夫だけど。」