「昨日紗菜と岸田君話したんだよね?
てことは…つまり……紗菜に興味があるってことか!」
わああ、小春さん声大きいですよ!
それに、岸田君があたしに興味あるわけないじゃないですか!
「紗菜、顔赤いよ?(笑)」
「もう!それは分かってても言わないで!」
余計に赤くなったのを手で必死に扇いで熱を冷ます。
これはみんな赤くなるもんだよね!?
うん、絶対そう。
この日ずっと小春はニヤニヤしてて、帰り際に
──うふふ♡これからが楽しみ!
明日もいっぱい話そうね♪
なんて言いながらルンルンで帰っていった。
もう苦笑いしかできない…はは……。