「ありがとう!!」 キーンコーンカーンコーン 今度は本鈴。 ちゃんと授業受けなきゃ。 「きりーつ」 数学の先生が挨拶をする。 数分後にはかりかりとシャーペンの音しか聞こえない。 ─かりかり と、あたしも自分の勉学に励んでいたのだけれど・・・ ─コツンッ ん? 今頭になにか・・・ ごみ? あたしは投げつけられたゴミを拾って広げる。