あいつが修であたしも柊・・・?

私と同じ名前じゃない!

「「えぇぇえぇえぇぇぇぇぇ!?」」

バス中に響く私と、あいつの声。

そこで―

「お客さん・・・バス内では痴話喧嘩はおやめください。」

運転手さんがアナウンスで言った。

クスクスクス・・・

周りが一気に笑い始めた。

「「ちっ、痴話喧嘩じゃありません!」」

またハモった。

「もぉ最悪・・・」

「俺も最悪だし」