今日の四時間目は、遠足の話し合いだった。

ヨシコ先生が黒板に、遠足で行く公園の名前と、持っていくものを書いていた。


ソラもみんなも一生懸命その字をメモ帳に写していた。


「みんな書き終わったら顔をあげてね。次はグループ分けをしましょう」


ソラがみんなより早く書き終わって顔をあげると、ヨシコ先生がソラを見てニッコリ笑った。

だからソラはちょびっと勇気を出して手を挙げたんだ。


「どうしたの?」

ヨシコ先生が首をかしげて優しくほほえんだ。


「ウミちゃんもつれていっていいですか?」


だってウミちゃんは二年生になってからの遠足、すごく楽しみにしていたんだもの。