「え!?なにこれ!?借金!?」 いち、じゅう、ひゃく、せん、まん、じゅうまん、ひゃくまん……… 「ご、500万!?」 「正解!」 「嘘ですよね?」 夢ではないかと思いほっぺたをつねるが痛いだけ。 「嘘じゃないよ?君の両親が作った借金だ。両親が亡くなった今、君に払ってもらわないとね?」 「そんなお金ありません!!」 「そんなこと言われてもね。借りたものは返さなきゃいけないってことは分かるよね?」