「はぁ…疲れた…。」



炭酸水を買い終え、行きに走って疲れた私は歩いて帰っていた。



早く帰るために近道を歩いているが、人通りが少なく暗い。



何か、ちょっと怖いかも。走ろ。



そうして、走ろうとした時。



パシッ。



え……!?



手を誰かに掴まれ、狭い路地に引っ張られた。



「ち、ちょっと誰ですか!?離してくだ……んんっ!!」



大きめの声で「離してください」といおうとすると手で口を塞がれた。



「抵抗しなければ、手荒なことはしないよ?だから、黙ってな」



耳元から聞こえる男性の声にビクッとした。