「も、もう10時回ってるんだけど!?」


「だから何?買ってこなかったほうが悪いだろ。第一お前なんか襲う奴いないから大丈夫」



そ、それはそんなんだけど!
なんかムカつく!



「それとも、2ヶ月も頑張ってきたのにゲームやめてお金払うか?」



陽斗くんはそう言ってニヤリと意地悪く笑う。



「…っ!行ってこればいいんでしょ!」


「はい、イイコイイコ」



と、ワシャワシャと髪をなでる。



ムカつくはずなのに、ドキドキして嬉しいなんて思ってる私は重症なのかもしれない。



「風呂出るまでに買ってこいよ?」


「湯冷めして風邪引いたら陽斗くんのせいだからね!」



そう言って急いでコンビニへと向かった。