「俺ならそんな顔させないけどなー。どう付き合う？」


「あはは！またその冗談？もう少しレパートリー増やしたら？」


「…バレた？増やせって言われても他に思いつかないなー」


「ま、その冗談で笑わせてもらってるからいいけどね」


「なら、良かった」



光くんは元気のない時、そうやって冗談を言うようになった。



チャラくなったわけではなく、ただ単に元気づけるため。



その優しさに甘えることにした。