「はぁ…」



やっぱ優夢がライバルとか勝てる気がしない。



だって、完璧負けスタートじゃん!



「朱里、大丈夫?」



昼休みになり4人でご飯を食べている中、2人が仲良く話してる光景を見て落ち込む私に光くんが話しかけてきた。



優夢と陽斗くんが話すようになってから、必然的に光くんと話すことが増えた。



「うん!大丈夫!」


「笑顔がひきつってるけど?」



光くんが無理に笑う私のほっぺたを引っ張って言う。



「い、いひゃい(い、痛い)」


「あはは!面白い!」



人の顔いじって笑うとはひどい奴だ!



だけど、そんな光くんのおかげで笑えたりするんだけどね。