「朱里ちゃん!おはよ!」 「優夢おはよー!」 あれ以来、優夢は明るくなった気がする。 多分、それは私も同じ。 私達2人の間にあった見えない壁がなくなったからだと思う。 そして、優夢は陽斗くんとよく話すようになった。 それも見たことのないくらいの笑顔で。 優夢と話す陽斗くんも優しい顔をしている。