*** 「たっだいまー!」 「うっせーな」 家に帰ると陽斗くんの不機嫌な声が降ってきた。 だけど、優夢とのことが嬉しすぎてそんなの気にしてなかった。 「陽斗くん!ありがとう! 陽斗くんの言葉のおかげでスッキリした! だから、もう大丈夫!絶対美味しいの作るから!!」 そうやって元気に宣言すると 「ふっ…はいはい」 と、呆れたように笑って言った。