「…んなわけねーだろ!!」



光くんの怒鳴り声に全員がビクッと震えた。



「今度もしまた朱里に何かしたら、許さねーからな?分かったら出て行け」



いつも明るくてトーンの高めの声からは想像できないくらい低い声で、そして、睨みつけてそう言った。



そんな光くんに怯えたのか「ご、ごめんなさい」と言って先輩たちは去っていった。